BachelorやStaatsexamenなどドイツの大学の最初の学位課程へ入学申請するには、一般的に、基本条件として大学入学申請資格Hochschulzugangsberechtigung (HZB) やHochschulreifeと呼ばれる「学歴上の資格」が求められます。これは、ドイツの州文部大臣常設会議(KMK)で国ごとに決められており、anabinというデータベースで公表されています。

最終的には各大学が判断しますので、いずれの場合もご自身に入学申請資格があるかどうかを留学希望の大学の留学生課(Akademisches Auslandsamt/International Office)にご確認ください。その際はご自身が該当するHZBの条件を英語またはドイツ語で添付して問い合わせると先方が答えやすいかもしれません。最終的な判断は出願後に出願書類に基づいて行われます。

日本の高校を卒業した場合

12年の学校教育を修了して日本の高校を卒業し、センター試験を受験し、センター試験で62%以上の成績をおさめた学科及び関連学科に出願できます。この場合、高校の1年、2年、3年のすべての学年において数学、理科(1科目)、外国語(1科目)、国語を履修した上で卒業している必要があります。高校の卒業証明書と成績証明書、および、センター試験の成績証明書を提出する必要があります。センター試験のどの学科で62%以上の成績をおさめるべきかは留学希望の大学にご相談ください。センター試験の成績開示や英文の成績証明書の発行等については大学入試センターにお問い合わせください。

日本の大学(全日)の学部課程で1年以上を修了した場合

その専攻学科および関連学科に出願できます。ただし、1年で35単位以上を習得していることが求められます(2年で70単位以上、3年で105単位以上…)。高校の卒業証明書と成績証明書、および、大学の成績証明書を提出する必要があります。

日本の短期大学を卒業した場合

短期大学で専攻した学科に出願できます。専攻を変える場合は、Studienkolleg (大学入学準備課程)で1年間その分野の勉強をし、その分野の大学入学資格試験 (Feststellungsprüfung)に合格する必要があります。高校の卒業証明書と成績証明書、および、短期大学の卒業証明書と成績証明書を提出する必要があります。

日本の大学を卒業した場合

日本の4年制以上の大学(全日)を卒業して学士号を取得した場合、任意の学科に出願できます。高校の卒業証明書と成績証明書、および、大学の成績証明書と卒業証明書を提出する必要があります。

International Baccalaureate Diploma (IB diploma)を取得している場合

IB diplomaを取得されている方は、一定の条件を満たしていればドイツの大学に出願することができます。詳細は
こちらをご参照ください。

芸術や音楽の分野

一般的に、芸術系の大学に入学申請する場合でもHZBが求められます。卓越した芸術性を証明することによりHZBがなくても入学申請できる場合がありますので、留学希望の大学の出願要綱をよくご確認のうえ、疑問点はそれぞれの大学に直接ご相談ください。

注意

  • これらの条件は、anabinのホームページではドイツ語で、DAADのZulassungsdatenbank、および uni assistのホームページでは英語とドイツ語で紹介されています。
  • 大学入学資格(HZB)は基本の資格ですので、出願の際にはさらに語学証明書その他の書類が求められます。
  • 証明書をどの言語で提出すべきかにもご注意ください。例えば成績証明書をドイツ語で提出する必要があるが、出身大学からドイツ語での成績証明書が発行されない場合など、日本語の成績証明書をドイツ語の証明書に翻訳する際にbeglaubigte Übersetzung(認証翻訳)が求められることがあります。この場合は有資格の翻訳会社に依頼してドイツ大使館や総領事館で認証してもらうことができます。詳細はこちらをご参照ください。
  • 最終的には、提出書類や適性テスト等に基づいて各大学が各出願者について個別に判断することになります。いずれの場合も、希望通りの留学ができるかを留学希望の大学に十分にご相談になることをお勧めします。

Master課程

学士課程での専攻、履修科目、単位数、成績など、それぞれのMaster課程に入学申請するための条件を満たしている必要があります。多くの場合、日本の学士はドイツの6セメスター制のBacnelorに相当するとされています(anabinのHochschulabschlüsse参照)。7セメスターや8セメスター制のBachelor課程に接続するMaster課程に出願する場合には、不足する単位を追加的に取得するよう求められることもあります。いずれの場合も出願後に出願書類に基づいて判断されます。留学希望の大学に十分にご相談ください。

博士号取得

ドイツで博士号取得を目指す場合、多くの場合、優秀な成績でドイツのMaster課程に相当する学位を取得していることが求められます。多くの場合、日本の修士はドイツのMasterに相当するとされています(anabinのHochschulabschlüsse参照)。いずれの場合も出願後に出願書類に基づいて判断されます。博士号取得についてはこちらをご参照ください。