長年に渡り日独両国の人的交流に貢献をして来られた、ドイツ学術交流会(DAAD)友の会、フンボルト財団(AvH)ドイツ・アルムニ会の関映子事務局長がドイツ連邦共和国功労勲章を受章しました。

梅雨空に小雨の舞う7月1日、どんよりとした曇り空を吹き飛ばすかのように、笑顔あふれる和やかな雰囲気の中、ドイツ大使公邸にて功労勲章の伝達式が執り行われました。

今日の日独学術交流の基盤のひとつともなっている3000人を超えるアルムニネットワークの構築、様々なイベント(交流会、シンポジウム、コンサートetc.)の運営、ニュースレターや会報誌の発行など、関事務局長の長年の活動による日独交流への貢献が評価され、今回の受章となりました。

「今でも本当にメダルをいただいても良いのかと不安でおります。バックグラウンドで働く、この私を表彰してくださるドイツ政府に敬意を表します。これまで私の功績と言っても、何があるのでしょうか」。式典での挨拶の冒頭、関事務局長は、自分はあくまでも裏方の人間であるとの認識を示しながらも、感謝の気持ちを表明しました。しかしレーペル駐日大使は「関さんはご自身が表舞台に立つことなく、いつも裏方でお仕事をされてきました。そのご尽力がなければ、私たちの多岐にわたるネットワークはもっと弱くて希薄なものとなっていたかもしれません。その繋がりの糸がバラバラにならないように、いつも後ろからしっかりと握って下さっていたのが関さんでした」と述べ、長年に渡り日独学術交流を舞台裏から支え続けてこられた事務局長の功績を称えられました。

関事務局長は29年間の活動を振り返り、「どの会員に対しても親切に、まじめに、最後まで対応することがモットーでした」と述べ、会員一人一人に対し、忍耐強く真摯に対応することが大事であると語りました。また、人間同士の繋がりが大切であるとの認識を示され、「人的交流によって、学術交流がもたらされると信じております。」と述べました。

DAAD東京事務所においてもムードメーカーの様な明るい存在の関事務局長。彼女の幅広いネットワークはこれまでの東京事務所の活動にも大きく貢献してきました。昨年からはドイツ人若手研究者と日本人研究者との共同研究のための日独共同研究奨学金の運営に携わるなどなど、さらにその活動の幅を広げており、今後も日独交流のために尽力をされて行かれるものと確信しています。関さん、本当におめでとうございます!

トップ写真:レーペル大使とベートーヴェンの間に立つ関氏