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ショパンコンクールに挑んだ若きピアニストたち(前半)

© Saki Kubota

【連載:ドイツで暮らすということ】2021年10月に話題となった「第18回ショパン国際ピアノコンクール」の3次予選を現地で聴くことができ、参加者の方々にもお話を伺ってきました。今回はドイツに留学中・留学予定の二名のピアニストのインタビューをご紹介します!

ドイツもすっかり季節は秋となり、紅葉の綺麗な季節が到来しました。ドイツの秋はGoldener Herbst(黄金の秋)とも言われ、今まさに紅葉が見所を迎えています。かの有名な詩人Johan Wolfgang vonGoethe(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)も愛したこの季節は、日本では「芸術の秋」とも言われますね。クラシック音楽の本番であるドイツもオーケストラのシーズンが秋から始まるという事もあり、毎年この時期は少しワクワクします。

Saki Kubota© Saki Kubota

この素晴らしい季節に、世界中から注目を集めたピアノコンクール「第18回ショパン国際ピアノコンクール」がドイツのお隣の国ポーランドで2021年10月に開催されました。このコンクールは世界三大 ピアノコンクールの1つで、作曲家フレデリック・ショパンの故郷であるポーランドの首都ワルシャワで5年に1度だけ開催されることから、世界各国から多くの参加者が募る特別なコンクールです。本来は2020年に開催される予定でしたが、昨年の世界的なパンデミックの影響で1年延期となったため今回は6年ぶりの開催、そして予選からファイナルまでの全ラウンドがYouTube配信されるということで、世界中から大きな注目を浴びました!

幸運にもコンクール会場で3次予選(セミファイナル)を聴かせていただく事ができた私は、みなさんが表現するショパンの音楽に心を打たれ、改めてこのコンクールの凄さと素晴らしさを感じました。またコンクール期間中には、参加者のみなさんと直接お話しさせていただく事もでき、世界のトップで切磋琢磨する彼らからは本当にたくさんのエネルギーをもらいました。今回はその中から、第2位及びソナタ賞を受賞され、現在ドイツの音楽大学に在籍中のピアニスト、アレクサンダー・ガジェヴさんと、セミファイナルで聴衆を魅了する演奏をなさった、ドイツに進学予定の進藤実優さんに伺った貴重なお話をお伝えしていきます。コンクールの様子や留学に関するエピソードの中から伝わってくる彼らの素直な気持ちとその力強い言葉が、ドイツ留学を考えている方、また自分の夢や希望に向かって頑張っている方たちの背中を少しでも押してくれる事を祈って…!

今回のゲスト:Alexander Gadjiev (アレクサンダー・ガジェヴ)

Alexander Gadjiev

イタリア·ゴリツィア市生まれ。2015年第9回浜松国際ピアノコンクール第1位、2018年モンテカルロ・ピアノ・マスターズ(フランス)第1位、2021年第12回シドニー国際ピアノコンクール(オーストラリア)第1位、2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール第2位、及びソナタ賞を受賞。これまでに日本の主要なオーケストラとの共演を含む、世界有数のオーケストラとの共演も多数。現在、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学国家演奏家資格課程に在籍しながら、精力的にコンサート活動を行っている。

とても優しいお人柄で、コンクールのことだけでなくドイツ留学のことまで、たくさんお話をしていただきました。

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*この取材は3次予選後に行われたものです

以下 インタビュー
久保田(聞き手)
ガジェヴさん(話し手)

― 本日はお忙しい中、快く取材をお引き受け下さりありがとうございます。まずは、ファイナル進出おめでとうございます!

どうもありがとうございます!本当に嬉しいです。

―どのステージも本当に素晴らしかったです!3次予選が特に印象的だったのですが、それぞれのステージで心境の違いなどはありましたか?

1次予選は特にテクニック的な要素が求められるステージだったので「しっかり演奏しなければならない」という気持ちが強くて少し緊張しましたが、2次予選からは緊張感から完全に解き放たれ、伸び伸びと演奏することができました。

― それは楽しんで演奏できたということでしょうか?

はい!それはもう本当に楽しかったです!3次予選のソナタとポロネーズの演奏ではショパンの心の傷をうまく表現できたと思いますし、その中でも僕にとってソナタを演奏している時が本当に特別でした。最も印象に残っています。

― そうだったのですね。ガジェヴさん自身に強く印象が残っているように、私にもその演奏がものすごく鮮明に残っています。本当に心奪われる演奏でした。

そうですか。ありがとうございます!そのように感じてくれて本当に嬉しいです。

― 話は変わりますが、現在ベルリンに留学中のガジェヴさんですが、いつから在籍されていますか?

2017年からですね。

― ドイツに留学して良かったと思うことはありますか?

素晴らしい音楽家と学び合えること、そして良い教授がたくさんいることですかね。ちなみに、ベルリンに来る前はザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学で学んでいました。

― ザルツブルクからベルリンに!どちらもドイツ語圏ですね。

そうですね!その前は、ピアニストでありピアノ教師でもある父からレッスンを受けていました。僕の家は父も母もピアノ教師なので、ピアニストの家系です。将来ピアニストになりたいと子供の頃に思ったのは、彼らの影響が強いですね。

― ご両親がピアニスト!? そんなに身近にピアニストの方々がいてとても羨ましいです!ガジェヴさんが幼い頃は、ご両親からよく「練習しなさい」と言われたりしたのですか?

いえいえ、全くそんなことはなかったです。父はとても広い視野の持ち主で、彼自身がピアノ以外にも様々なことに興味を持っていたこともあって、幼い時から多くのことを学ばせてくれました。今でもとても感謝しています。

― 素晴らしいお父様ですね。ガジェヴさんがイタリア語、英語、ドイツ語、ロシア語、スロベニア語など、語学が堪能なのも、もしかしたらお父様の影響もあるのでしょうか?

ハハハ、その影響もあるかもしれませんね。

― 本来だったら2020年に開催されるはずだったショパンコンクールですが、パンデミックの影響で1年の延期になってしまいましたね。この1年の延期はどうでしたか?またどのように過ごされていましたか?

この1年の延期は個人的には良かったです。なぜなら多くの曲、特にコンクールで演奏する曲をもっと深く知り、さらに多くのこと学ぶことができたからです。もちろん2020年の開催に向けて準備してきた曲だから仕上がってはいましたけど、それでもまた1年かけて練り直せるとなるとこれまでとは違った感覚、新たなアイデアや解釈、そして曲の構成なども改めて見つめ直すことができて本当に有意義な1年でした。もちろん友人と会ったり、ピアノ以外のことも色々できました。この時間は僕にとっては本当に良い準備期間になりました。

― 1年延期になってしまったことをポジティブに捉え、さらにこの期間に多くのこと吸収なさったのですね。今回のコンクールでは1次予選からファイナルまで、日本のピアノメーカー「カワイ」のShigeru Kawai を選んでいましたね?

はい。カワイの楽器、Shigeru Kawaiは本当に素晴らしいピアノだと思います。大好きなピアノのうちの一つです。ショパンの音楽を表現するのに特に欠かせない美しく繊細な音色を持ち合わせてると思いますし、ホールでの響きも素晴らしい。この楽器の特徴は、何といいますか、音が直接的に鳴り過ぎず、そしてフレーズを長く歌うことができるところが魅力だと思います。

― そうですね。同感です。今回のコンクール参加者の中でも多くの方々が「Shigeru Kawai」を選んでいましたが、私が会場で聴いていた中で、あなたの演奏が特に綺麗にピアノが響いていたのが印象的でした。

あぁ、とても嬉しいです。ありがとうございます!!このピアノがとても好きなので、何度も弾いたことがあるのも影響しているのかもしれませんね。Shigeru Kawaiの深みのある音色がショパンにとってはとても大切だと僕は思います。

―ガジェヴさん、本日はお忙しい中、貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました!これからも応援しています!

こちらこそありがとうございます!またどこかで会えると良いですね!

今回のゲスト:進藤実優

Miyu Shindo

愛知県生まれ。中学卒業後、音楽留学のため単身でロシアへ渡る。2015年エッパン国際ジュニアピアノアカデミーコンクール(イタリア)第1位、2016年ジーナバッカウア国際ジュニアコンクール(アメリカ)第3位、2017年浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位、2021年第45回ピティナ・ピアノコンペティション特級銀賞及び聴衆賞を受賞。2021年第18回ショパン国際ピアノコンクールセミファイナリスト。2021年ロシア・モスクワ音楽院付属中央音楽学校を卒業後、来春からドイツ・ハノーファー音楽大学に進学予定の19歳ピアニスト。

今回のコンクールについて感じたこと、そして10代で留学することについて、幅広くお話を伺いました。

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以下 インタビュー
久保田(聞き手)
進藤さん(話し手)

― 今日はお忙しい中、わざわざお時間を作ってくださりありがとうございます。1次予選から3次予選までの演奏はどれも本当に素晴らしくて、進藤さんのショパンの作品に対するひた向きな姿勢、そして躍動感溢れる演奏に、私も含め多くの聴衆が心を奪われていました。それぞれのステージはいかがでしたか?

予備予選の時も緊張したのですが、1次予選でもすごく緊張しました。まさか自分が2次予選を通るとは思っていなかったので驚いたのですが、「またここで弾かせていただけるなら精一杯演奏しよう」と思い、そこからは緊張しすぎることなく、3次予選では一番リラックスして楽しんで弾くことができました。

― 3次予選の演奏を会場で聞かせていただいたのですが、進藤さんの個性あふれる素晴らしい演奏に、魂が揺さぶられ、まさに心からの「ブラボー!」でした!

嬉しいです。ありがとうございます。

― これまでに様々なコンクールに参加してこられたと思いますが、実優さんにとって他のコンクールとショパン国際コンクールの違いってどのようなところだと思われますか?

私にとって今まで、こんなにも長い期間たった1人の作曲家について考えるということがなかったので、それが他のコンクールに比べて特別だと思います。このパンデミックの影響でコンクールの開催が1年延期になった時も、当初は2020年のコンクールに向けて準備していたので少し残念でもあったのですが、この1年でまたさらに多くのことを学ぶことができたので良かったと思っています。

― 10代でロシアに音楽留学なさった実優さんですが、何がきっかけで留学することを決められたのですか?

もともと中学2〜3年生の頃から外国でピアノを学びたいなと思っていました。というのは当時聴いていた外国人ピアニストへの憧れも強かったと思います。ちょうどその時、ピアノの講習会で習った先生に自分の進路の相談をさせて頂いたところ、ロシアへの留学を勧められたことがきっかけで真剣に考えるようになりました。その時はもう中学3年生だったので進路の選択がギリギリですね。(笑)
この留学を決めた時からピアノでやっていこうと強く決意しました。それまでは「どっちに行こうかな…」と迷っていた時期もあるんです。

― 「どっちに行こうかな」とは?

もともと医学の方にも興味がありお医者さんにもなりたかったこともあって、普通に高校に進学してその道に行くことも考えたりしたこともありました。でも自然とだんだんピアノの方に傾いていって、中学卒業後の進路を決める段階で「私にはピアノしかない」と思うようになり、留学を決断しました。

あと、日本で同じ門下だったの女の子が中学の段階で音楽留学を決めて、お母さんとフランスへ行った友達が身近にいたということもあって「私もやってみたい」と強く思うようになりましたね。その子がいなかったら私も中学卒業後すぐに留学するということに踏みとどまっていたと思います。

― 医師になることも考えておられたのですね。また、この頃身近にいる友人たちの存在って特に大きいですよね。この若い時の留学に、ご両親は心配なさったりしませんでしたか?

はい、やはり最初はすごく心配していました。特に母は「そんなピアニストで生き残っていくなんて一 握りだし、大丈夫なの?」といった感じでした。でも私のピアノへの真剣な気持ちを汲み取ってくれて「留学する」と決断してからは、すごく協力的にサポートしてくれましたし、いつも応援してくれています。

― とても理解のあるご両親のサポートがあり、若くして留学が実現されたのですね。

はい、本当に両親には感謝しています。

― 留学されて大変だったことなどはありますか?

はい、ありますね。ロシア語がほとんど話せない状態で向こうに行ったので、寮生活をしていて疎外感を感じたことがありました。例えば、同室の子が他の友達と一緒にお喋りをしてすごく嬉しそうに笑っている時に私が部屋に戻ると、その場の雰囲気がちょっと変わったり、私に気を使うあまりその子達の口数が少なくなってしまったり、少し重たい空気を感じることがありました。その時に「あぁ、私今周りに気を使わせてしまっているなぁ」と思うと何だか申し訳ない気持ちになってきて…。それをきっかけに語学の勉強にも力を入れ始めました。

― 多くの方が初めは語学で苦労なさいますよね。実優さんはどのように語学の勉強をされたのですか?

私はまず友達を1日1人ずつ増やしていこうと思い、寮での食事の際に毎日違うテーブルに座るようにして「ここ座ってもいい?」と話しかけていくとこから始めました。あとは歌が好きなので、曲の歌詞を聴いてそのフレーズの言い回しを覚えたり、好きな女優さんのインタビューや映画などを観て言葉を覚えていったりするとスルスルとその言葉が入ってきました。

― すぐに気持ちを切り替えて、語学の上達のために色々と工夫なさって真剣に取り組む姿勢が素晴らしいですね!今年の夏にモスクワ音楽院付属中央音楽学校を卒業されて、来春からドイツのハノーファー音楽大学にて新たな勉強が始まるそうですが、実優さんにとってピアノを学び続けていく「原動力」となっているものはありますか?

留学先で私よりも年下でものすごく演奏が上手な子がいたりすると「何でこんなに上手く弾けるんだろう…?私よりも若いのに」なんて思うこともありました。でも私、たぶん負けず嫌いな性格で「何であの子はこんなに弾けるんだろう…?」って思うとやる気がより一層出てくる気がします!

― では最後に、今もなお続いている世界的パンデミックの中、これから先の夢や未来に向かって留学を考えている皆さんに向けて、一言メッセージをお願いします。

このコロナ禍でも今すぐに留学をするのも良いと思うし、ちょっと様子を見てから留学するのも良いと思う。せっかく現地についてもずっとオンラインでの授業になってしまうことにもなりかねないので、それぞれのベストなタイミングで留学するのが良い事かと思います。

私は、このコンクールが1年延期になった時「 もっと自分にできること、自分がすべきことが思ったよりもたくさんあるな」と感じていて、そこからは沢山の発見がありました。この経験から言えることは、留学するタイミングを待っている期間でも、例えば家にこもっていてもできることって限りなくたくさんあると思います。自分が最終的にどういう風になりたいかを強くイメージして、このコロナ禍に左右されず、強い意志を持って行動していけば、いつかきっと必ず道は開けてくると思います。

(取材・文:久保田早紀)

久保田早紀 プロフィール

Saki Kubota

国立音楽大学附属中学校・高等学校を経て、同大学音楽学部演奏学科卒業、及び鍵盤楽器ソリストコース修了後、渡独。ケルン音楽大学大学院修士課程ソリスト科に入学し、ヤコブ ・ロイシュナー教授の元で 研鑽を積む。 同大学院 を最優秀の成績で 修了後、デ トモルト音楽大学にてさらなる研鑽を積み、2017年ド イツ国家演奏家資格を取得。
第28回ソレイユ音楽コンクールピ アノ部門にて第1位、及び音楽現代新人賞を受賞。東京文化会館にて受賞記念コンサートに出演し、ウィーン国立音楽大学夏期国際音楽アカデ ミー/ウィーン・プ ラハ・ブ ダ ペ スト(ISA)に奨学生として招待される。2013年イスキア国際ピ アノコンクール(イタリア)にて第1位を受賞の他、国内外のコンクール等で 多数受賞。日本学生支援機構(JASSO)より大学在学中の業績を認められ、平成22年度優秀学生顕彰文化・芸術分野奨励賞を受賞。
近年では、ポ ーランド にてToruń Symphony Orchestraとシューマンのピ アノ協奏曲を共演し、好評を博す。また日本のみならず、国内外にてソロ及び室内楽のコンサートにも多数出演。

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